こんにちは。「ウェルキッズフォト」ライターチームです。
保育園の運動会は、子どもたちと保護者が一体となって盛り上がるイベントです。本記事では、保育園の運動会のねらいや開催に向けた準備のやり方などを紹介します。テーマの決め方、練習のコツ、注意するポイントもぜひ参考にして、子どもに喜ばれる運動会にしてください。
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目次
保育園で運動会を開催する3つのねらいとは?
リレーやかけっこ、ダンス、親子競技など、いつもとは違った競技で非日常感を楽しめるのが保育園での運動会です。開催により子どもの成長を実感できる定番イベントですが、その分先生はいろいろと準備をおこなう必要があり、これでいいのかと不安を感じることもあるでしょう。
保育園で運動会を開催するねらいはどのようなものがあるのか、3つのねらいをそれぞれ詳しくチェックしていきましょう。
1.身体をのびのびと動かすこと
保育園で運動会を開催するねらいのひとつには、身体を思いっきり動かせることがあります。さまざまな競技をおこなうことで、子どもたちが「のびのびと身体を使って遊ぶことの楽しさ」を理解できるようになるでしょう。たくさん身体を動かすことにより、子どもたちは体力をつけられます。
また、乳児向けのねらいと幼児向けのねらいとで、多少異なる目的があることも配慮しましょう。発達具合に個人差が大きい年齢である乳児向けのねらいは、子ども一人ひとりの成長にあわせた動きをするなどしてそれぞれが楽しめる競技にすることです。運動能力が発達した年齢である幼児向けには、さまざまな動きができるようになった子どもたちが達成感を味わえるようなイベントにすることもねらいだといえます。
2.親子間や友達との絆を深めること
親子間や友達との絆を深めることも、保育園で運動会を開催するねらいのひとつです。競技を親子や友達と一緒におこなうことで、楽しい気持ちを共有できます。
このように競技を通じていつもと異なるふれあいを増やすことによって、さらに絆を深めて信頼関係を深められたり、身近な人とかかわる楽しさを感じられたりすることが運動会を開催するねらいです。
3.特別感のある競技や演目でワクワクできること
保育園の運動会では、レース・ダンス・玉入れ・親子競技など、いつもはしない特別感のある競技や演目をおこないます。非日常感があり、練習も当日もワクワク感が得られることもねらいのひとつです。練習の成果を日々感じられるため、その頑張った成果を出せるようにと、当日を楽しみにしてもらえます。
反対に、失敗してしまった場合には、努力が報われないというイメージが付いてしまいかねません。練習の時点から失敗したっていいという気持ちで接し、うまくいかなかった場合であっても取り組んだ過程をほめてあげることで達成感を感じられるようにしましょう。
保育園の運動会におすすめする3つのテーマ
保育園の運動会では、準備をはじめる前に運動会のテーマを設定することが多いです。テーマがあれば、スローガンや装飾などのイメージをあわせられるため、運動会がさらに盛り上がるでしょう。
運動会におすすめのテーマの例は、以下のとおりです。
オリンピックをテーマにする
子どもたちが好きな絵本をテーマにする
海や空の世界をテーマにする
それぞれのテーマについて、どのように表現するのか見ていきましょう。
また、保育園の運動会のスローガンやテーマについての詳細は、以下の記事を参考にしてください。
※参考:保育園の運動会にぴったりなスローガンやテーマを解説。人気競技も紹介
1.オリンピックをテーマにする
運動会もオリンピックも、身体を思いっきり動かし、みんなと一緒に競い合うという共通点があります。そのため、オリンピックをテーマにするのがおすすめです。外国の文化やスポーツに興味を持ついいきっかけ作りにもなるでしょう。
オリンピックをテーマにする場合には、バトンを聖火風に飾りつける、保育園の運動会のスローガンを「〇〇リンピック」にするなど工夫するといいでしょう。
2.子どもたちが好きな絵本をテーマにする
運動会のテーマを、子どもたちが好きな絵本にするのもおすすめの案です。この場合には、桃太郎や浦島太郎、赤ずきんちゃんなどの、人気の高い絵本をテーマにします。絵本の内容を表現した競技や飾りつけなどをすると、テーマにした絵本の世界や登場人物になりきった楽しい運動会になり、盛り上がるでしょう。桃太郎であれば競技のなかで仲間集めをしたり、鬼退治の要素を取り入れたりするなど、絵本のお話に沿った工夫をするのがおすすめです。
3.海や空の世界をテーマにする
保育園の運動会では、海や空の世界をテーマにするのもいいでしょう。海の世界をテーマにする場合には、海の生き物の様子をまねたダンスにしたり、運動会の装飾を子どもたちに人気の高い海の生き物にしたりして楽しい雰囲気を演出できます。
また、空の世界をテーマにするのであればマットなどを雲の上に見立てたり、飛行機になりきったりしたポーズでのかけっこなどの演出がおすすめです。
保育園の運動会開催に向けて準備すること
園児たちが楽しみにしている保育園の運動会ですが、先生にとってはさまざまな準備が必要な一大イベントでもあります。保育園の運動会を開催する前に、先生が準備しておくべきことは、以下のとおりです。
園児の年齢に合わせたプログラムを決める
必要な用具や備品をリストアップする
大道具などの手作りできるものを製作する
運動会で使う曲を決める
運動会に向けて子どもたちと練習する
保護者用の配布物を作り、周知する
今までにも運動会を開催していた場合には、前年のデータや反省点などを参考にして、よりよい運動会にすると良いでしょう。それでは、保育園の運動会開催に向けて準備することを、ポイントをおさえてチェックしていきましょう。
園児の年齢に合わせたプログラムを決める
保育園の運動会のプログラムは、必ず開催前に準備しておくものです。10月に運動会を開催するならば、夏ごろにはプログラムを決定しておくことをおすすめします。プログラムを決定する場合には、園児の年齢だけで決めずクラスの特徴や園児の個々の発達状況にあわせて、どのようなプログラムにするのかを決めるようにしましょう。
保育園の運動会のプログラムについての詳細は、以下の記事を参考にしてください。
※参考:保育園の運動会はプログラムづくりが重要!ポイントと競技内容を紹介
必要な用具や備品をリストアップする
運動会のプログラムを決定したならば、次は必要な用具や備品をリストアップして、園にあるものは状態を確認しておき、園にないものは購入やレンタルなどで調達するなどの準備をおこないます。プログラムによっては衣装が必要になる場合があるでしょう。
競技などで必要な衣装やアイテム、飾り付けに使うもの、救護セットなど準備するものがたくさんあるので、早め早めに用意しておくことをおすすめします。準備する際は、先生のうち誰がどのようなものの準備をおこなうのか、役割分担をしておくといいでしょう。保育園の運動会で子どもや保護者へ渡す参加賞などの景品を用意する場合には、そちらも忘れずに用意します。
大道具などの手作りできるものを製作する
運動会の門や看板などの大道具は、手作りできるものは製作しておきましょう。先述のとおり、運動会のテーマを決めている場合には、オリンピックや絵本の世界などのテーマに沿った装飾をしておくと運動会がさらに盛り上がります。衣装のデザインや会場の飾りつけ、競技で使う小道具など、いろいろと決めて用意しておくことが肝心です。
運動会で使う曲を決める
保育園の運動会では、競技や入場などにあわせて歌を流して盛り上げます。準備をおこなう際に、運動会で使う曲を決めておきましょう。運動会の定番曲やアニメの主題歌、最近のヒット曲など、使用するシーンごとにぴったりで子どもたちが盛り上がる曲を選ぶのがおすすめです。
運動会で使う曲を決める際は、子どもたちの年齢や、競技および演目の雰囲気を想定しながら選択しましょう。
運動会に向けて子どもたちと練習する
運動会に向けて子どもたちと練習することも、保育園の運動会開催に向けて準備しておくことのひとつです。練習を通して、より楽しく参加できるようにすることや、子ども達の状態に合わせた内容に調整することなどを心がけます。幼児クラスでの練習では、かけっこの際にゴールに向かって進むことを理解できるようにしたり、走る順番を待つ隊列を覚えられるように周りの子どもたちの顔を覚えてもらったりするといいでしょう。
保護者用の配布物を作り、周知する
保護者への運動会開催の周知は、なるべく早い段階でおこないたいものです。お便りや運動会の流れが載ったプログラムなどを作り、保護者の方にお知らせしましょう。お知らせする内容は、集合時間や当日の流れ、持ち物、お弁当の必要性の有無、注意事項、雨天中止かどうかなどです。
雨天延期の場合には振り替え日も記載しましょう。保護者の方に協力してもらいたいことがある場合には、早めに連絡するよう心がけます。
保育園の運動会でおすすめの競技・プログラムの例
保育園の運動会では、表現遊びや身体遊び、親子競技などをおこない、子どもたちが楽しみながら取り組めるようにしましょう。運動会でおすすめの競技やプログラムの例は、以下のとおりです。
<乳児向け競技・プログラム>
にゃんにゃんレース
だんごむしごっこ
トンネルくぐり
的当てゲーム
宝探しゲーム
フラフープリレー
ペンギン体操
<幼児向け競技・プログラム>
うさぎレース
忍者のかけっこ
風船バレー
障害物競走
借り人競争
ボール運び
年齢や発達具合などにあわせて、みんなで一緒に楽しめるようなプログラムを選びましょう。
保育園で運動会の練習をスムーズに進める3つのコツ
保育園で運動会の練習をする際は、スムーズに進められるように、以下の3つのコツを理解しておくといいでしょう。
できるだけ短時間で練習すること
練習の状況にあわせて対応すること
子どもたちへの声掛けを工夫すること
それでは、運動会の練習をする際に知っておきたいそれぞれのコツについて、詳しくチェックしていきましょう。
1.練習が間延びしないよう短時間で練習する
運動会開催前は、子どもたちが本番にうまく動けるようにと、しっかり練習しておきたいところです。しかし、練習がダラダラと間延びしてしまうと、子どもたちは飽きてしまいます。
練習に集中できなくなってしまえば、運動会当日のパフォーマンスにも影響する可能性があります。子どもたちが飽きずに楽しく練習に参加できるように、要点をしぼって短時間でも集中して練習できる工夫をおこなうといいでしょう。
2.練習の状況にあわせて対応する
保育園で運動会の練習をスムーズに進めるためには、練習の状況にあわせて対応することも重要なポイントです。はじめに決めたとおりにこだわるのではなく、実際に練習をやってみてから、園児たちができることとできないことを見極めて、臨機応変に変更するようにしましょう。ダンスであれば振り付けをもっと簡単にしたり、子どもの体格にあわせたチーム分けをおこなったりなど、練習の状況を見ながら工夫していきます。
3.子どもたちへの声掛けを工夫する
子どもたちへの声掛けの仕方を工夫することも、保育園で運動会の練習をおこなう際のポイントです。頑張っているところを小さなことでも見逃さずにしっかりと褒めるようにしたり、幼児クラスでは「〇〇ちゃん、こっちだよ」とコースアウトしないように誘導したりなど、声掛けを工夫するようにしましょう。間違っても練習が嫌になってしまわないように、運動が苦手な子どもでも厳しく指導するのではなく、努力を認めるようにしてください。
子どもたちへの声掛けをする際は、「〇〇ちゃん」や「〇〇くん」というように、その子どもの名前を呼びながら伝えると反応してもらいやすいでしょう。「こうするようにしたら、〇〇ちゃんならもっとうまくできると思うよ」、「〇〇くん、昨日よりももっと上手にできるようになったね!」などと伝えるのがおすすめです。
保育園の運動会で注意するポイント
保育園の運動会の競技や演目をおこなううえで、以下のような注意するべきポイントがあります。
運動が苦手な子どもに配慮すること
トラブルがあった場合を想定しておくこと
また、準備の際に自分で考えた企画だからといって一人で抱え込まずに、周りの先生たちにも力を貸してもらえるよう協力を仰ぐことも重要です。そのほか、事前準備をしっかりおこなうこと、保護者にも動きやすい服装で来てもらえるように連絡することなど、当日に向けた準備を万全にしておきましょう。
運動が苦手な子どもに配慮すること
子どもたちのなかには、運動が苦手な子どももいます。うまくできる子どもだけではなく、うまくできない子どもでも楽しめるように、状況に応じて配慮するように心がけましょう。
プログラムを決定する際は、子どもたちみんなが無理なくできるプログラムかどうか、スムーズに進行できるかどうかを考えながらおこないます。また、うまくできない子どもには手助けできるように工夫したり、競技のやり方が理解できない子どもは一緒に参加するようにしたりなど、みんなが楽しめる配慮をしましょう。
保育園の運動会のプログラム決めについては、詳しい内容は以下の記事を参考にしてください。
※参考:保育園の運動会はプログラムづくりが重要!ポイントと競技内容を紹介
トラブルがあった場合を想定しておくこと
保育園の運動会では、子どもが競技中に転んでケガをしてしまうなどのトラブルが起きることがあります。また、熱中するあまり子ども同士でケンカになってしまうケースもあるでしょう。そんなトラブルがあった場合でも冷静に対処できるよう、もしもの場合を想定して、手当てができるアイテムを用意しておくなど、慌てずスムーズに対応できるようにしておきましょう。
保育園の運動会を子どもが喜ぶ催しにしよう
保育園での運動会では、リレーやかけっこ、ダンス、親子競技などのいつもとは違った競技で非日常感を楽しめる定番イベントです。開催により子どもの成長を実感できますが、その分先生はいろいろと準備をおこなう必要があり、これでいいのかと不安を感じることもあるでしょう。
保育園で運動会を開催するねらいには、「身体を思いっきり動かせること」や「親子間や友達との絆を深めること」、「特別感のある競技や演目でワクワクできること」があります。
保育園の運動会の練習をスムーズに進める3つのコツ、注意するポイントなどを理解し、楽しい運動会にしましょう。
また、運動会の様子は、写真で残しあとから思い出の一枚を見返すことができるようにするのもおすすめです。ウェルキッズフォトは、数ある保育園・幼稚園向けの写真販売サービスの中でも、他社にはないいくつかの強みがあります。
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