保育園の卒園式当日の流れを紹介。円滑に進めるポイントもチェック

保育園の卒園式の流れは、園によって多少異なりますが基本的には同じです。保護者と卒園児にとって、保育園での最後のイベントとなるため、スムーズに進行できるようにしましょう。この記事では、保育園の卒園式当日の流れ、円滑に進めるためのポイントや注意点をご紹介していますので、参考にしてみてください。

また、卒園式をよりスムーズに進行するためには、写真販売サービスの活用もおすすめです。保育園・幼稚園向けの写真販売サービスの利用検討にぜひお役立てください。

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卒園式は3月中旬から下旬に行う

卒園式は、3月中旬から下旬に行うのが一般的です。開催する曜日は保育園によって異なるため、事前に確認しましょう。平日に行う際は、卒園式に合わせて休みを取らなければいけない保護者も多いため、遅くとも2月中旬から下旬までに日程の連絡をしておくようにしましょう。

保育園の卒業式に関する事前準備

保育園の卒園式を開催するにあたり、卒業証書や会場作り、進行表の作成といった準備を行います。

卒園証書は、毎年制作を依頼している業者があれば1月頃を目安として発注しましょう。
その際、卒園児の名前や生年月日が間違っていないかなど複数人で確認することが重要です。卒園証書を保育園で手作りする場合も、同様に間違いがないよう入念にチェックしましょう。
会場作りは、催したい式の雰囲気を意識しながらレイアウトを検討しましょう。

卒園式の準備には時間がかかるため、余裕を持って準備することが大切です。卒園証書や会場作りの準備に関する詳細は、以下の記事で詳しくご紹介しています。

参考:保育園の卒園式に必要な準備とは?当日に注意すべきマナーも紹介!

保育園の卒園式当日の流れ

保育園の卒園式当日の流れは、以下のとおりです。
● 卒園児の入場
● 開式の言葉
● 卒園証書の授与
● 園長先生の挨拶
● 在園児からの贈る言葉
● 卒園児からのお別れの言葉
● 卒園の歌
● 閉式の言葉
● 卒園児の退場
● 写真撮影

上記は一般的な流れとなり、実際のプログラムは保育園によって異なります。
記念品の授与や保護者代表からの挨拶などが組み込まれる場合もありますので、音響や写真撮影を担当する先生はよく確認のうえ当日を迎えられるようにしましょう。

卒園式を円滑に進めるための4つのポイント

卒園式を円滑に進めるためのポイントは、以下の4つです。

● より思い出に残る演出を考える
● 保護者に注意事項を伝えておく
● 事前に全体の流れを練習しておく
● 卒園証書を渡す際は大きな声で名前を呼ぶ

それぞれのポイントについて詳しく解説していきます。

1.より思い出に残る演出を考える

卒園式がより思い出深いものになる演出を考えてみましょう。例えば、卒園児が卒園証書を受け取る際に子どもの成長がわかるスライドを上映したり、卒園児退場後に記念撮影をしたりといった演出があれば、より記憶に残る1日となるでしょう。

ほかにも、在園児から手作りのプレゼントを贈呈したり、入退場の際に桜吹雪で盛り上げたりするのも良いかもしれません。さまざまなアイデアを活かすことで、飽きの来ない卒園式になります。

2.保護者に注意事項を伝えておく

卒園式を円滑に進めるために保護者に注意してもらいたい事項があれば、事前に伝えておくことが大切です。例えば、トイレや授乳室の案内、写真撮影場所の制限などです。

ほかにも、卒園式当日に立ち入れない場所や携帯電話・スマートフォンの取り扱い方法なども注意事項として伝えておくことをおすすめします。卒園式をスムーズに進めるためには、保護者の協力が不可欠といえるでしょう。

3.事前に全体の流れを練習しておく

卒園式がスムーズに進められるように、全体の流れを練習しておくことが重要です。例えば、園長の挨拶に対して卒園児が「ありがとうございます」と返答する場合、卒園児と一緒に練習しておくと本番で卒園児が混乱するリスクを軽減できます。

ほかにも卒園児からのお別れの言葉や在園児からの贈る言葉、合唱など、園によってさまざまなプログラムがありますので、園全体で練習しながら卒園ムードを高めていくのも良いですね。

また、卒園式では園長・担任の先生から卒園児・保護者に向けて挨拶をします。どのような挨拶をすればよいか悩んでいる方は、以下の記事で例文を紹介していますので参考にしてみてください。

参考:保育園の卒園式では挨拶の内容が重要!押さえるべきポイントを紹介!

4.卒園証書を渡す際は大きな声で名前を呼ぶ

卒園式を円滑に進めるためには、卒園証書を渡す際に大きな声で名前を呼ぶことが大切です。大きな声で名前を呼ぶことで、緊張や考え事などで子どもたちの意識が卒園式から逸れてしまっていてもお返事ができる可能性が高くなります。

また、いつもは「くん」「ちゃん」付けで呼んでいても、卒園式当日は「さん」付けで呼ぶのが好ましいです。これから保育園を卒園し、よりお兄ちゃん・お姉ちゃんになる子どもたちに対して大人と同等に接するためです。

保育園の卒園式を成功させる2つのコツ

保育園の卒園式を成功させるコツは、「トラブルが発生した場合は柔軟に対応する」「子どもたちを笑顔で見送る」の2つです。

事前に卒園式の練習をしていても、当日にトラブルが発生する可能性があります。そのため、あらかじめ想定されるトラブルの対応策を考えておくことが重要です。ここでは、卒園式を成功させるためのポイントを解説します。

1.トラブルが発生した場合は柔軟に対応する

卒園式でトラブルが発生した時に柔軟に対応できるよう、想定できるトラブルは事前に対応できるように準備しておくことが重要です。

トラブルの例を2つ挙げますので、参考にしてみてください。

【子どもの体調不良】

卒園式の途中で、体調を崩してしまう子どももいるでしょう。その際は、保護者に知らせて早退させるか、別室で休ませるか相談します。せっかくの卒園式ではありますが、子どもが笑顔で過ごせるように対応することが大切です。

【作品が展示された場所で混雑してしまう】

作品が飾ってあると、保護者は足を止めてじっくりと鑑賞するでしょう。その際通路を塞いでしまい、混雑する可能性も少なくありません。当日スムーズに卒園式が進行できるように展示の場所を考慮したり、卒園式の1ヵ月前をめどに作品展示期間を設けたりといった対策が有効です。

2.子どもたちを笑顔で見送る

子どもたちが晴れやかな気持ちで卒園できるよう、先生方は子どもたちを笑顔で見送りましょう。今までともに過ごした子どもたちが巣立ってしまうのは寂しいことかもしれません。しかし、いつも笑顔の先生が泣いていると、子どもたちが不安に思ってしまう場合があります。
そのため、できるだけいつもどおりの笑顔でふるまうようにしましょう。感極まってしまったときは、「普段の保育中にお着換えをしたら上下とも柄物の目立つ出で立ちになってしまった」など思わず微笑んでしまうエピソードを思い出すと、自然と笑顔になれるかもしれません。

その他、卒園式に出席する際のマナーなどは以下の記事で解説しています。

参考:保育園の卒園式はいつ開催される?準備すべきことや当日の流れを紹介

卒園式を行ううえでの注意点4つ

卒園式を行ううえでの注意点は、以下の4つです。

● 他学年の保育士にも手伝ってもらう
● 写真撮影のタイミングを考えておく
● 出席する保育士の服装に注意する
● 卒園式後に謝恩会が開催されるか確認しておく

卒園式は、普段と異なる雰囲気となるため、子どもたちをフォローできるようあらかじめ準備しておくことが重要です。ここでは、先に挙げた4つのポイントに沿って卒園式を行ううえでの注意点を解説します。

1.他学年の保育士にも手伝ってもらう

卒園式を行う際は、他学年の保育士にも手伝ってもらいましょう。卒園式はいつもと違う雰囲気となるため、不安に思った園児が泣き出したり、予想外のハプニングで式の進行がうまく進まなくなってしまったりなど、担任の先生だけではカバーできないケースもあります。

他学年の先生にも卒園児や保護者の誘導、園周辺道路の交通整備などを手伝ってもらい、円滑に卒園式が進められるようにしましょう。

また、園児の多い保育園では、在園児の参加の有無も要検討となります。在園児が参加することでより多くの保育士の手が必要になる反面、卒園児をたくさんの拍手で送り出したり、贈る言葉をプログラムに加えたりすることができます。

2.写真撮影のタイミングを考えておく

卒園式を行う際は、写真撮影のタイミングを考えておきましょう。保護者や卒園児にとって卒園式は特別であるため、写真撮影のタイミングが重要となります。

例えば、卒園証書を受け取った後にくるりと後ろを向いて証書を保護者に見せる形を取ってもらうと、保護者は園児の顔と卒園証書を同時に写真におさめることができます。
ほかにも、卒園ソングを歌う際は、卒園児のみが起立した状態として目立たせるのもおすすめです。

以下の記事では、卒園式で魅力的な写真を撮影するコツをご紹介しています。

参考:保育園の卒園式で魅力的な写真を撮影するコツを紹介!効率化の方法も解説

3.出席する保育士の服装に注意する

卒園式に出席する保育士の服装にも注意しましょう。基本的にはフォーマルスーツを着用し、服装に合った小物を身に付けます。フォーマルスーツは落ち着いた色合いを選択し、コサージュやネックレスといった小物は白やパステルカラーで華を添えるのがおすすめです。

また、髪型は清潔感のあるハーフアップやアップにまとめておくことで、フォーマルな印象となります。ただし、園によっては袴を着用することもあるため、事前に確認のうえ準備するようにしましょう。

4.卒園式後に謝恩会が開催されるか確認しておく

卒園式が終わった後に、謝恩会が開催されるか確認しておきましょう。謝恩会とは、保護者や卒園児がお世話になった先生に感謝の気持ちを伝える会のことで、保護者が主催します。

謝恩会が開催されるのであれば、謝恩会中に在園児の保育が必要な場合の人員配置や、卒園式の後片付けのスケジュールを前もって検討しておく必要があります。
また、謝恩会では卒園式とは違ったシャッターチャンスがあるかもしれません。保護者代表との打ち合わせの際に段取りを確認しておくとスムーズな撮影が可能となります。

保育園の卒園式当日の流れを把握しておこう

卒園式当日の流れは、卒園児の入場から始まり、開式の言葉・卒園証書の授与・園長先生の挨拶などさまざまなプログラムを行った後、卒園児が退場して終了します。卒園式は、保護者や卒園児にとって、最後のイベントかつ小学校入学に向けた新たな門出でもあるため、子どもたちが胸を張って卒園する姿をぜひ残したいものですね。

卒園式の写真撮影は、保育園によって多くの労力を必要とする業務でもあります。卒園式を大きなトラブル無く進めつつ写真撮影を行うのは、先生方に大きな負担がかかってしまいます。

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