12月3日(木)に、東京都世田谷区にある、日本体育大学 児童スポーツ教育学部 児童スポーツ教育学科の「保育・教職実践演習(幼稚園)」にて、「WEL-KIDS」を使ったICTシステム体験のオンライン授業を行いました。
日本体育大学においてはWEL-KIDSを使った初めての講義となります。
学生の皆さんに、保育現場で実際に使われているICTシステムの体験を通して、ICTシステムのメリット・ デメリットを理解していただき、保育業界での活動に役立てていただければという思いで講義を行いました。
目次
保育ICTシステムのメリット・デメリット
初めに、「待機児童問題の顕著化」「働き改革の普及」などの社会的な課題や政府の支援により保育業界でICT化が進んでいることについてお話しました。
また、ICTシステムをより上手に利用していただけるよう、ICTシステムを利用した際のメリット、デメリットについて、具体例を紹介しながら説明しました。
ICTシステムでの指導案作成実習
指導案の実習時間では、学生の皆さんに手持ちのスマートフォンやタブレットなどで実際に「WEL-KIDS」を使って指導案を作成いただきました。
事前に手書きで作成した指導案を「WEL-KIDS」の指導案機能の各項目に入力いただくことで、手書きとICTシステムとの違いを体験いただきました。
また、指導案のデジタル化におけるメリット・デメリットについても簡単に説明し、ICT化の理解を深めていただきました。
そして講義の最後に、若尾先生からまとめとして、「ICT化をすることで業務の効率化や保育の質の向上が見込めるが、大事なのはそれらをツールとして使いこなしていくこと」というお話をしていただきました。
今回の講義についての感想
講義後の感想アンケートでは、ICTを活用した指導案作成の難点・心配点として、
「図の共有が難しい為、図で伝えたいことの情報を文章で伝えなければならない。」
「インターネット環境がないとできない。」
「保存を忘れてしまった時に全て消えてしまうのが怖い。」
などの意見をいただきました。
利点については、
「手書きより早く書ける。手が疲れない。」
「記入時間、入力時間の短縮による時間節約、他のことに時間を使える。」
「簡単に修正できること、すぐに共有できること。」
などの意見をいただきました。
また、保育業務にてICT(タブレットやPC)を活用することに対しては、
「ICTを活用することで効率的に仕事が進められ、子どもたちと関われる時間が増えると思うので良いと感じました。」
「個人的に書類制作や文章などを書くことが得意でなく時間がかかるので、ICTを活用することで効率が上がれば働きやすさに繋がると思っています。」
「自分自身は指導案を手書きで書くことに慣れているため、慣れるまでに時間がかかる。」
「慣れてきたらとても便利でいいと思うが保護者の欠席連絡などに関しては、オンラインでされてしまうとすぐ見れない時など把握できない気がする。」
などの意見をいただきました。
学生の皆さんはICT活用について「効率的で良い」と全体的に好意的な意見でまとまっていました。
子育て応援コンテンツについてもご紹介
その他、弊社の関連サービス「昔ばなし絵巻」の絵本についてもご紹介させていただきました。
昔ばなし絵巻は、子どもがほっとできる温かみのあるイラストで読み聞かせしやすいだけでなく、内容をさらに深く学べる豆知識などが記載されていたりと、従来の昔ばなしのイメージにとらわれない新しい絵本です。
学生の皆さんからは、
「絵が可愛かった。豆知識もおもしろい。」
「読みながら感受性を豊かにし、興味を膨らませたり育んだりできて良いなと思いました。」
「これらの絵本で自然愛護や思いやりや勇気・勇敢などが学べて良いと思った。」
「絵が可愛く温かみがあり、読みたいという意欲が持てると思いました。」
などの感想をいただきました。
弊社は、今後も様々な取り組みによって保育活動を応援して参ります。
若尾先生と学生の皆さん、今回は本当にありがとうございました。