WEL-KIDS PHOTO導入事例インタビュー「マリアの家保育園」

【はじめに】

マリアの家保育園の林園長に、保育をする上で大切にしていることや普段の写真撮影について、お話を伺ってきました。

園について

――保育園の特徴や理念、保育する上で大事にしていることをお聞かせいただけますでしょうか。

林:当園は0歳から2歳までの小規模の園になります。子どもたちは、まだはっきりとしゃべれる年齢ではないので、自分の思いをうまく言葉で伝えるのが難しいです。ですので、泣いたり叫んだりして感情表現をするのですが、その子どもたちに寄り添って、気持ちを受け止めてあげることを第一にするように職員にはお願いしています。

――園のホームページを拝見しましたが、キリスト教の精神に基づいた保育を行われているのですね。

林:京都ルーテル会が運営主体となり、理事長は牧師でもあります。理事長は現在、京都の園で園長をしていますが、以前、赤堤にあるマリア保育園の園長もしておりました。そのときに理事長と一緒に保育をしていましたが、キリスト教精神に基づき、子どもたち一人ひとりを大切にしていきなさいということは繰り返し教えられてきました。

――そうなんですね。私がキリスト教に明るくないのですが、一言で言えば「愛」ということになるのでしょうか。

林:まあそうですね。理事長を一言で言い表すと「愛」という言葉がぴったりな人物です。保育に対する考え方についても、端的に一文字で表すと「愛である」ということを職員向けの冊子で伝えてくださっています。愛というものの解釈は難しいのですが、それをかみ砕いて説明してくださっています。

園向けICTシステムWEL-KIDS(ウェルキッズ)の導入について

――ウェルキッズフォトの利用開始より前に姉妹サービスのWEL-KIDSをご利用いただいていますが、その経緯を教えてください。

林:系列のマリア保育園の副園長をしていた職員が、当園の開園準備をほとんどしてくれました。マリア保育園でもWEL-KIDSを使用していたことより、当園にも登降園システムとして導入することになりました。当時、私はマリア保育園の保育士として年長組の担任をしていたため、開園準備には携われませんでした。開園した後に異動となり園長になったのですが、勤務初日がちょうど新しい元号が発表される日にちで、入園式が終わった後に、職員と食事をしながら「令和」の発表を見たことをとてもよく覚えています。

――社会的にも林先生ご自身にも変化が生じた記念すべき日なのですね。

園長になって変わったこと

――前園では年長担任をされていて、それから園長になられましたが、変わったことや気を付けていることはありますか?

林:クラスを持っているときは、横のクラスの連携はありますが、基本的に自分のクラスをどうするかというのが第一になります。それが、園長になりますと、各クラスの様子だけでなく職員のことも全体的に見ていかなければいけないので、そういうところがなかなか大変です。

私自身、あまり細かいことを言われると嫌になってしまうので、職員には保育に関してあまり細かいことは言わず、基本的には自主性に任せてチャレンジしてみなさいと伝えています。

チャレンジしてみて子どもの反応を見て改善をしていく。年齢的に多少難しいかなと思うことでも、子どもたちはやらせてみると実際できるかもしれないし、逆に難しすぎてすぐ飽きちゃうかもしれません。それは職員が実際にやってみて、自分で気付く必要があります。言われたことをやっているだけだったら保育士自身が成長していかないと思うので、チャレンジした結果の失敗はある程度、許容しています。

――林先生の包容力につきましては、私も保護者からのお問い合わせの対応についてご相談させていただいときに感じているところです。

なかなか加減が難しいです。自分勝手にやらせ過ぎてもいけないし、行き過ぎている場合は口を挟んで軌道修正をしなければいけないこともあります。ただ、あまり細かく言いすぎても保育士のモチベーションが下がってやる気がなくなる場合もありますし、逆に言われたことだけやればいいみたいになるのもいけません。

――そのバランスが難しいのですね。

WEL-KIDS PHOTOの導入について

――ウェルキッズフォトのご利用は12月からと少し遅れましたが、それまでは他社の写真サービスをご利用でしたか?

林:開園してすぐは、園児数も少なかったので昔ながらの掲示販売をしていました。写真を紙に貼りだす従来のやり方で、保護者に写真番号を書いてもらいその後に現像していたのですが、かなり大変でした。これを毎回やっていたら大変だなと思って、写真業者を調べ始めました。

――そうだったのですね。業者を調べるときはインターネットをお使いでしたか?

林:はい。インターネットで写真販売をしているところ、あとは料金的なところを中心に調べました。プリントだけでなくデータでほしいという保護者もいましたので、データ販売もできるということが条件で、ウェルキッズフォトさんも含め二社候補がありました。ただもう一社はデータ価格がすごく高く、一方ウェルキッズフォトさんはプリントとデータが同じ価格だったのでそれが決め手となりました。それに登降園システムの方も導入していますし、同じアカウントで利用できるということも大きかったです。

コロナ禍での保育について

――コロナ禍で保育自体が変わったところはありますか?

林:いろいろと気を付けることは多かったのですが、今お話をしているこの場所も以前とは用途が変わりました。このスペースは事務室という名目で、去年までは来客用のテーブルや椅子がありました。事務机があって、お客様もテーブルがあって椅子に座ってもらっていたのですが、できるだけ子どもたちが距離をとって活動できるように事務机は奥の部屋に片付けてここも保育スペースにしました。

――保育スペースを広く確保するというような工夫をしているのですね。

林:ワンフロアで棚で区切ってはいますが、一日中ずっと同じスペースにいますといくらおもちゃを取り換えてあげても子どもたちは飽きてきます。こちらのスペースで遊ぶ時間を作ると気分転換にもなりますし、熱が出た子の隔離スペースにもなりますし。そういう感じで今はここを有効活用しています。

――子どもたちはあちらこちらで広く遊ぶスペースがありますので嬉しいですよね。

林:そうですね。本当は園庭やテラスがあれば気分転換ができるのですが、当園には園庭が無いので、少しでも気分転換できるスペースがあればと思っています。

普段の写真撮影について

――実際の写真の運用に関して確認させてください。まず撮影になりますが、カメラは何台くらいお使いですか?

林:カメラは3台使用しています。0、1、2才の各クラスに一つずつ置いており、そのクラスに入った職員が日常の様子を撮影したり、公園に散歩に行くときに持っていったりしています。

――撮影した後の写真の選定や、ウェルキッズフォトへのアップロードはどなたがなさっていますか?

林:それは私がやっています。写真をチェックしてぶれている写真や、写ってはいけないものが写っていた写真は削除してからアップロードしています。アップロード作業を行うことで、私がその場にいなかった日々の様子や、公園などの様子などが分かりますので楽しみながらチェックをしています。

――昨日、アルバムを拝見しましたが、多くの写真を撮影いただきありがとうございます!

林:本当はもっと写真を厳選したほうが良いかなとも思いますが、よほどぼやけた写真でなければ残すようにしています。同じような写真でも子どもたちの表情が変わっていきますので、あまり選別をせずに保護者に選んでいただくほうが良いかなと思っています。ウェルキッズフォトは枚数制限が無くアップロードできますので、気兼ねなくアップさせていただいています。

――サイト自体、写真が見やすいように作っていますし、アプリからですと顔検索もできますので、そのほうがよろしいかと思います。どんどんとアップロードいただけたらと思います。

――パソコンから管理サイトを操作される際、不都合やご要望はありませんか。

林:そのままアップロードをするだけでOKですので、本当に使いやすいサイトかと思います。

――写真のアップロード枚数に応じて、昔ばなしの絵本をプレゼントするキャンペーンも実施していますので、ぜひご参加ください。

林:ぜひ参加します。絵本は前回のキャンペーンでももらっていて、お昼寝で早く起きた子やお迎え前の子が読んでいるのですが面白いようです。

――ぜひキャンペーンで全10冊コンプリートを目指してください。

――写真に関して、一ヶ月で何枚ぐらい撮影しようといった、目標・目安などはございますか?

林:目標は特に設定しておりません。子どもたちの状況をみて、撮影できるときに撮影している感じです。それでもかなりの枚数になっています。

――公開の際に、保護者さんには公開お知らせメールを送信されているかと思いますが、それ以外に、例えば園だよりなどで、写真の公開について告知していますか?

林:先日、前回の公開から間が空いたのと、0才児さんは初めての写真だったので、ご案内のお手紙を配りました。

――保護者様へ状況に応じてご案内いただいているのですね。ありがとうございます。

――保護者様から、先生のほうにウェルキッズフォトに関してお問い合わせが来ることがありますか?

林:特にはないですね。IDとパスワードを忘れた保護者さんに案内することはありますが、それぐらいになります。

WEL-KIDS PHOTOの評価について

――いつも最後にWEL-KIDS PHOTOの評価を聞いているのですが、100点満点でいうと何点になりますでしょうか。

林:えっと、よいしょしているわけではないのですが、100点を付けてもよいかと思っています。(笑)

――ありがとうございます!スミマセン、なんか言わせてしまった感じになっていますね(笑)。なにかご要望などありましたら、弊社のサービスの改善にも繋がりますので、遠慮なく仰っていただけたらと思います。

先生方や保護者様により使いやすいサービスにしていきたいと考えておりますので、今後ともよろしくお願いいたします。

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