保育園システム・アプリおすすめ10選|選び方や導入のコツも解説

毎日の登降園管理や連絡帳の記入、膨大な書類作成など、保育現場の業務負担にお悩みではありませんか?「子どもたちと向き合う時間を増やしたいけれど、事務作業に追われて余裕がない……」という状況は、多くの保育士が直面している課題です。

そんな状況を打破する鍵となるのが、保育園向けに開発されたシステム・アプリの導入です。

本記事では、システム・アプリの導入によるメリットや、サービスを選ぶ際のポイントなどを解説します。おすすめのサービスも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

保育園向けシステム・アプリとは?

保育園向けのシステムやアプリは、日々の保育業務を効率化し、職員の負担を軽減するためのツールです。

これらを導入すると、これまで手書きで行っていた登降園記録や連絡帳の作成をパソコンやタブレットなどで簡単に入力できるようになります。作業がスムーズになることで事務負担が軽減され、保育士はより多くの時間を子どもたちの見守りや関わりに使えるようになります。

ただし、システムによって提供されている機能はさまざまであるため、施設の状況や課題に合わせて最適なツールを選ぶことが大切です。

保育園向けシステム・アプリを導入するメリット

保育園向けのシステムやアプリを導入することで、以下のようなメリットが期待できます。

業務効率化につながる

保育士の仕事には、さまざまな事務作業が含まれます。朝の忙しい時間に電話で欠席連絡を受けたり、手書きの書類をいくつも作成したりと、事務作業の負担は、保育士にとって決して少ないものではありません。

システムやアプリを導入すれば、保護者との情報共有がタブレットで簡単にできたり、園児の様子も手軽に記録できます。このように、保育施設における事務作業が効率化されると、保育士たちが本来大切にしたい「子どもたちとの時間」をしっかりと確保できるようになります。

ペーパーレス化を実現できる

保育園には、毎月の園だより・クラスだより、保護者アンケート、日誌、指導計画、登降園記録など、たくさんの書類があふれています。保育園向けのシステムやアプリを導入すれば、これらの書類をデジタル化することが可能です。

ペーパーレス化が推進されれば、印刷の手間や紙代のコストを削減でき、保管場所を気にしなくて済むようになります。環境にも優しく、園全体がスッキリと整理された状態になるでしょう。

また、職員や保護者もアプリから「いつでも・どこでも確認できる」環境が整うため、見たい情報を素早く見つけることができます。

働き方改革を推進できる

保育のお仕事は、子どもたちが帰ったあとも、事務作業で残業や持ち帰り仕事が発生しがちです。

アプリやシステムを導入すると、業務効率化により、定時で帰りやすい環境が整います。保育士たちの心と体にゆとりが生まれることで、保育の質もさらに高まるでしょう。

情報の行き違いを防ぎやすい

「言った・言わない」の行き違いや、連絡の漏れは、保育士同士や保護者との信頼関係に影響することもあります。アプリを通じたやり取りなら、文字として履歴が残るため、誰がいつ確認したかが一目で分かります。

アレルギー情報や緊急の連絡なども、職員全員で正確に共有できるのも強みです。お互いの状況がしっかり見える化されることで、子どもの笑顔を守れる環境づくりにつながります。

保育園向けシステム・アプリを導入するデメリット

保育園向けのシステムやアプリにはさまざまなメリットがありますが、以下のようなデメリットにも注意が必要です。

導入コストがかかる

保育園向けのシステムやアプリを使い始めるには、導入コストがかかってしまいます。

ソフトの購入費用がかかったり、毎月の利用料が必要になったりするケースが一般的です。また、場合によっては、先生たちが使うためのタブレットやパソコンを新しく買い揃える必要も出てくるでしょう。

園の予算に合わせて、無理のない範囲で導入できるよう、補助金の活用や複数の会社を比べるなどの工夫が大切です。

職員や保護者にITリテラシーが必要

保育園向けのシステムやアプリは便利なツールですが、「ITに不慣れ」「機械の操作が苦手」という保育士や保護者の方にとっては、少し戸惑いがあるかもしれません。

アプリの使い方を覚えるまでは、かえって時間がかかったり、説明会を開く手間が増えたりすることもあります。みんなが安心して使いこなせるようになるまでは、丁寧なサポートが必要になるでしょう。

セキュリティリスクがある

保育園向けのシステムやアプリでは、子どもたちの名前や住所、健康状態といった個人情報を扱います。そのため、情報管理には細心の注意が必要です。

万が一、パスワードが漏れたり、ウイルスに感染したりすると、大事な個人情報が外部に漏れてしまう恐れがあります。サービス提供事業者のセキュリティ体制を確認するのはもちろん、園の中でも「端末を外に持ち出さない」「パスワードを定期的に変える」といった、ルールを作る必要があります。

データの暗号化・アクセス権限の管理などの高度なセキュリティ対策が標準で備わっているサービスの利用と、園内の運用を組み合わせることで、万が一のリスクを大きく減らせます。

保育園向けシステム・アプリを選ぶ際のチェックポイント

保育園向けのシステムやアプリを選ぶ際は、以下の5つのポイントをチェックすることが大切です。

  • 機能
  • 操作性
  • セキュリティ対策
  • サポート体制
  • 料金体系

機能

園が抱えている課題を整理し、必要な機能が揃ったサービスを選びましょう。

登降園の管理や連絡帳、指導案の作成や写真販売など、システムやアプリによって機能は大きく異なります。あれもこれもと欲張りすぎると使いこなすのが大変になるため、まずは「これだけは外せない」という優先順位を決めて、必要な機能を明確化することをおすすめします。

操作性

システムやアプリは、保育士も保護者も毎日使うものなので、直感的にサクサク操作できるかどうかが重要です。操作方法が難しいと、せっかく導入したのにあまり使われない……ということにもなりかねません。

ボタンが大きくて見やすいか、スマホで片手でも入力しやすいかなど、パソコンが苦手な人でも迷わず使えるデザインかを確認しましょう。無料体験が可能であれば積極的に活用し、実際の使い心地を試してみるのがおすすめです。

セキュリティ対策

子どもたちの大切な個人情報を守るため、セキュリティ対策は慎重にチェックすべきです。

データが暗号化されているか、信頼できるサーバーを使っているか、ログイン権限を細かく設定できるかなどを確認しましょう。また、万が一システムが止まってしまったときの対策や、プライバシーマークなどの認証の有無も、判断材料のひとつになります。

サポート体制

導入したばかりの時期や、操作で困ったときに、すぐ相談できる窓口があると安心です。電話やチャットで丁寧に応えてくれるか、操作説明会を開いてくれるかなど、サポートの充実度もチェックしましょう。

トラブル時に迅速に助けてくれる体制が整っているシステムを選ぶと、現場の保育士たちも安心して利用できます。

料金体系

月額制や利用者数による段階制など、料金体系はサービスにより異なります。また、必要な機能だけを選んで、リーズナブルに利用できるタイプもあります。

コストを比較する際は、初期費用だけでなく、毎月の利用料やオプション料金を含めた「トータルコスト」を比較することが大切です。

長く使い続けるものなので、予算に合わせて無理なく利用できるプランを選びましょう。

保育園向けシステム・アプリおすすめ10選

ここからは、保育園向けのおすすめのシステム・アプリを紹介します。それぞれの機能や特徴も解説するので、サービス選びに迷ったときはぜひ参考にしてください。

WEL-KIDSウェルキッズ

「WEL-KIDS(ウェルキッズ)」は、多彩な機能が搭載された保育ICTシステムです。園児管理から職員管理、事務管理まで、保育業務を幅広くサポートする機能が搭載されています。

情報を一目で把握しやすい画面設計もポイント。たとえば、園児管理の機能では、1日のクラスの状況が一画面に集約されるので、その日の状況をスムーズに把握できます。施設ごとのルールに合わせた複雑なシフト作成や、指導計画書・請求書などの管理も可能です。

また、システム開発からサポートセンターまで自社で一貫対応しているため、システムに精通したスタッフによるサポートを受けられます。導入時から日々の運用まで、安心の伴走支援を提供しています。

icuco(イクコ)

「icuco(イクコ)」は、園児の体調管理に特化した午睡チェックアプリです。専用のセンサーを装着することで、園児の体動や睡眠姿勢、皮膚温度や脈拍などをチェックできます。機器の設置工事などは不要で、センサーが到着すればすぐに利用可能です。

センサーは誤飲リスクの少ない大きさに設計されており、誤飲の危険があるボタン電池式ではなく、充電式なのもポイントです。また、肌着などに挟んで留めるカバーと一体式なので、カバーのみを紛失する心配もありません。

無料のオンライン説明会を定期的に実施しているので、気になる方は参加してみましょう。

きっずノート

「きっずノート」は、施設と保護者のコミュニケーションを円滑化する総合連絡システムです。全国私立保育連盟推奨で、世界中の8万5,000施設が利用しています。

連絡帳やお知らせ、アルバムや食事記録などの多彩なコミュニケーション機能により、一斉連絡から個別連絡までこれひとつで完結させられます。自動翻訳機能を搭載しているため、外国語を使う保護者や保育士も安心です。

保護者が施設に対して、お迎え時間の届出や子どもの投薬依頼書などを作成・提出することも可能です。気軽なコミュニケーションに使える「ボード」という機能もあり、施設と保護者がお互いの意見を交換できます。

CoDMON(コドモン)

「CoDMON(コドモン)」は、保育施設導入実績No.1※、契約自治体数No.1※の実績を持つICTサービスです。

登降園・入退室管理から連絡帳、帳票管理や請求管理など、豊富な機能のなかから必要なものだけを選んで導入できます。給食・献立管理や、セキュリティを強化する「データあんしんパック」など、「あったらいいな」と思うような機能が豊富です。

料金プランは月単位で契約変更できるので、「やっぱりいらない」と思う機能はあとから後から外すこともできます。

ツールの運用に必要なパソコンやタブレットなど、必要機材についても案内してもらえるので、デジタル機器に不慣れな場合もあんしんです。

※「SaaS型業務支援システムの導入園調査 2024」 株式会社東京商工リサーチ(2025年1月)

ルクミー

「ルクミー」は、多彩な機能をラインナップした保育AI・ICTツールです。保育現場の業務負担軽減から保育の質の向上、施設運営の効率化まで、これひとつでサポートしています。

午睡チェックや検温記録など、園児の健康管理のための機能も充実しています。これらを含め、保育中のさまざまなデータが自動で連携されるため、記録の手間が軽減されるだけでなく、情報共有も円滑化されます。

また、AIを活用したサービスも提供しているのも特徴です。日々の写真や日誌から子どもの成長記録を自動で作成できる「すくすくレポート」や、連絡帳やおたよりの作成をサポートする「たよれるくん」など、保育×AIの便利な機能を利用できます。

パステルApps

「パステルApps」は、保育施設の業務に必要な機能を標準搭載したサービスです。

出欠連絡や預かり・延長保育、請求管理などの基本的な機能のほか、保護者への用品販売やアンケート配信など、かゆいところに手が届く機能を月額定額制で利用できます。そのほか、園児の発達支援や職員チャットなどのオプション機能も充実しており、必要な機能を選んで追加することが可能です。

1ヵ月無料体験も実施されているので、まずは気軽に導入してみましょう。

kidsly(キッズリー)

「kidsly(キッズリー)」は、子どもの登園・遅刻・欠席状況を管理するアプリです。保育園と保護者がアプリ上から情報を管理でき、打刻もスマートフォンからさくっと行えます。

お知らせの一斉配信や保護者への個別連絡も可能で、保護者とのコミュニケーションを円滑化できるでしょう。

また、kidslyはほかにも、登降園の打刻データの管理と保険料計算が可能な「登降園管理」や、日誌・指導計画・児童票などのドキュメントをスムーズに作成できる「帳票管理」といったオプション機能が用意されています。

hugnote(ハグノート)

「hugnote(ハグノート)」は、保育施設の管理業務や保護者とのコミュニケーションを効率化するサービスです。

hugnoteでは、園児一人ひとりの健康情報や家族情報などをデータベース化できます。指導案や保育日誌などをクラウド上で作成・管理することもでき、園児台帳のデータとの連携も可能です。

そのほか、QRコードやタッチパネルによる登降時刻の自動記録や出欠管理機能、そのデータに基づく保育料の自動計算など、多彩な機能で保育施設の管理業務を効率化できます。

うぇぶさくら

「うぇぶさくら」は、保育現場の業務効率化をサポートして20年の実績を持つサービスです。自治体の導入実績もあり、全国各地の多くの施設で利用されています。

登降園管理や指導計画などの基本的な機能に加え、午睡センサー&午睡チェックや、年度ごとのヒヤリハットをデータとして記録できる機能など、子どもたちの安全を守るための機能が充実しています。

初期費用0円、月額4,500円(税抜)とリーズナブルな料金も魅力のひとつ。サポート体制が充実しているのも特徴で、施設の状況に合わせたカスタマイズも可能です。

園支援システム+バスキャッチ

「園支援システム+バスキャッチ」には、登降園記録や預かり予約などの基本機能に加え、以下のようなオプション機能があります。

  • バスの路線管理
  • バス位置情報配信
  • 保育料の計算・口座振替
  • 連絡帳
  • 午睡チェック

送迎バスの管理から午睡チェックまで、施設の課題に合わせて必要な機能を追加することが可能です。

また、導入前後は無料サポートを受けられるため、これからICT化に取り組み始める園にとって心強い味方となるでしょう。利用者の口コミでも「説明が丁寧で分かりやすい」と好評です。「新規契約した園の6割以上がほかの施設からの紹介」という実績からも、評判のよさが伝わります。

保育園向けシステム・アプリの導入を成功させるコツ

保育園向けのシステムやアプリをスムーズに導入するためには、以下の4点に注意することが大切です。

導入目的を明確化する

まずは、システムやアプリの導入目的を明確化しましょう。なんとなくで始めるのではなく、「何のために導入するのか」をはっきりさせることが重要です。

「保育士たちの残業を減らしたい」「保護者との連絡をもっと密にしたい」など、具体的なゴールを設定しましょう。目的がはっきりしていると、

ネットワーク環境や端末を準備する

システムを快適に使うためには、園内のインターネット環境を整えることが欠かせません。園内の通信品質が悪いと、せっかくの便利なシステム・アプリも使いにくくなってしまいます。

また、パソコンやタブレットの数が十分にあるかも確認しましょう。必要な環境やアイテムをしっかりそろえておけば、システム・アプリをスムーズに導入しやすくなります。

管理職が率先して取り組む

新しい仕組みを取り入れるときは、園長先生や主任先生などの管理職がリーダーシップを発揮することが大切です。「便利になるから使ってみよう」と前向きな姿勢を見せれば、現場の保育士たちのモチベーションも高まります。

また、管理職がシステム・アプリについて理解を深めることで、「操作方法が分からないときに管理職に聞けば大丈夫」という安心感を作るのもおすすめです。

職員・保護者への説明とサポートをしっかりする

新しいシステムやアプリを導入する際は、職員や保護者に対して丁寧な説明を行いましょう。ただ導入のお知らせをするだけでなく、保育士には使い方のレクチャーを行い、保護者にも説明のための画像や動画などを用意すると親切です。

最初は誰でも戸惑うものなので、気軽に質問できる相談窓口を設置するのもよいでしょう。

まとめ

保育園向けシステム・アプリの導入は、業務の効率化やペーパーレス化、現場の負担軽減などにつながります。

サービスの選び方や導入時のポイントをしっかりと押さえ、施設の状況に応じて最適なシステムを取り入れましょう。保育士や保護者が安心して使えるよう、サポート体制を整えることも重要です。

子どもたちとの時間をもっと大切にするためにも、便利なツールを積極的に活用しましょう。

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